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先祖代々にわたり佃島門徒講の
皆さまのおかげ様により現在の佃島分院が
護持されております。

築地本願寺佃島分院は、「浄土真宗本願寺派のお寺」です。
多くの方々の願いのもとに築地本願寺の五つ目の分院として2020(令和2)年4月に開設されました。その前身は「佃島説教所」であり、1657(明暦3)年の明暦の大火で浅草御坊が焼失後、再建地を埋め立てることに尽力された佃島門徒の日々の念仏の道場がその由来です。前身である佃島説教所は1934(昭和9)年に建立され、時代を超え佃島門徒講の皆さまのご支援とご協賛を以って、今日まで護持されてまいりました。

これからの佃島分院

佃島、月島地域のみならず、新たな街づくりが予定される豊洲・有明地域への都市開教事業の拠点として活動を拡大するとともに、老人福祉施設誘致によって同地域の社会福祉事業の推進の一助ともなるよう、尽力してまいります。
現在建設工事が行われており、地上 9 階・地下 1 階の建物になります。本堂は建物 2 階となり約 80人を収容でき、ご本尊につきましては旧佃島説教所より遷仏(御本尊を旧本堂よりお遷りいただくご法要) いたします。1 階には公衆トイレや飲食店などを設けて、より地域貢献に資する建物建設を推進します。また3階から9階については介護付き高齢者住宅事業が入り、建物内の高齢者福祉施設利用者や近隣地域住民に対して、僧侶が傾聴活動を行うことで、都市開教における新たな伝道教化のモデルとなることを目ざします。
佃島説教所よりご縁の続く門徒講の皆様にとりましてはより一層、またこれから新たに当分院とご縁を結ばれます方々にも、日々のお念仏の拠点となることが出来るよう努力いたします

佃島門徒講の歴史

佃島分院の本院である築地本願寺と佃島門徒のご縁は古く、1657年の明暦の大火で浅草御坊が焼失後、幕府から八丁堀の海上に百間四方の替地を与えられたことに始まります。『新修築地別院史』によりますと、「(浅草御坊)の替地の埋立工事は佃島門徒の協力によって進められたという。佃島門徒は、摂津西成郡佃島の漁民が江戸に移住し、幕府から鉄砲洲東の干潟を給付されここを佃島と称し、漁業に従事した。彼らはすべて本願寺門徒であったところから、今度の埋立にはこぞって協力した。」とあり、江戸時代火災によって焼失した浅草御坊の再建地を埋め立てることに大変なご尽力をいただきました。時代を超え、今日まで築地本願寺がこの地に伽藍を構え続けることが出来たのは、まさに佃島門徒の方々がこの地を築いてくださったおかげであります。また、佃島門徒講の墓地は、関東大震災後ののち築地本願寺の和田堀廟所に移され、現在でも大切にされています。

佃島分院の歴史と背景

この佃島分院の前身は「佃島説教所」であり、佃島門徒の日々の念仏の道場がその由来であります。説教所は今日まで佃島門徒講の皆さまのご支援とご協賛を以って、護持されてまいりました。

阿弥陀如来

佃島説教所建立

1934(昭和9)年

開所式(分院設立)

2020(令和2)年4月5日

遷仏法要(御本尊を旧本堂よりお遷りいただくご法要)

2020(令和2)年8月9日

起工式

2021(令和3)年4月23日

旧本堂